第25回秋田内陸リゾートカップ100キロマラソン参戦記(後半編)

前回はこちら 第25回秋田内陸リゾートカップ100キロマラソン参戦記(前半編)

峠を下り荷物預けのある松橋GSエイドまでやってきました。ここは大エイドで飲食もかなり充実していたので、しっかり補給しましたが、タイミングは少し遅かったようです。このエイドを過ぎるとすぐに 50k地点で、通過が5時間15分。ここまではいいペースだったのですが、このあとだんだん体が動かなくなり、手足がしびれてきて走れなくなってしまいました。おそらく軽いハンガーノックと脱水です。時間は十分あったのでとにかく歩きなんとか次のエイドへ。ここでとにかくすぐにエネルギーになりそうなものを中心に食べ、水分をしっかりとって、あとは復活できることを祈ってひたすら歩き続けました。

60キロ地点手前あたりまで来たところで、少し体に力が戻ってきたようになり、試しに軽く走り出してみました。60キロ過ぎのエイドにたどり着いたころにはかなり状態が戻ってきて、 再びしっかりと走れるようになりました。結局50キロから60キロの間の10キロの通過に2時間ぐらいを要してしまいました。これまでのペースと比べると1時間近いロス。それでもここで復活できたので完走はできそうと思い、気を取り直すことができました。

その後はかなり快調で、ペースも5分10秒から20秒ぐらいまであがり気持ちよく走ります。 60キロ地点までの間に抜かれた50キロの部の人たちもどんどん抜き返していきます。

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この写真は70キロ地点付近。カメラマンさんが記念撮影してくれます。あいかわらず快調に走れてます。後半区間も細かいアップダウンが結構あるのですが、ぜんぜん苦になりません。
後半はエイドも地元の名産品が見られるようになってきます。バター餅や紫蘇ジュースは絶品で、これだけを楽しみに走ることもできるだろうと思うくらいです。 

85キロを過ぎたぐらいで、さすがに少し疲れが出てきてキロ6分ぐらいまでペースが落ちてきましたが、それでも十分なペース。このまま気持ちよくゴールするはずでした。なんかおかしいなと感じ始めたのは90キロを過ぎてからの上り坂。上りは得意なほうなのに、このときは全く上れませんでした。上り終えてトンネルを抜けたあたりで完全にガス欠。なんと2回目のハンガーノック。あとから冷静に振り返ると、85キロ地点ぐらいから、残りの距離も少なくなってきたから大丈夫だろうと、エイドでの補給がほとんど水分のみでした。手に痺れがあり、軽く蛇行しながら歩き、とにかくエイドにたどり着こうという一心でした。とにかく早くなにか食べないと危ないという気持ちでなんとか体を動かすことができました。

必死にたどり着いたエイドは残り3キロちょっとしかないということもあり、 食べ物はほとんど置いていませんでした。まぁ普通は必要ないですよね。ただとにかくエネルギーになるものをとらないとと思ったので、砂糖を入れたコーヒーをがぶ飲みし様子を見ます。このままの状態でエイドを出て大丈夫な自信がなかったため、30分ほど横にならせてもらって、なんとか動けるように。
制限時間までは十分に時間があるので、ゆっくりと走り、 無事ゴール。11時間30分を少し切るぐらいでゴールすることができました。

途中アクシデントはありましたが、それでも完走できたので今後の励みになりました。次はもう少し普通に完走したいですね(笑)