第19回雁坂峠越え秩父往還道145km参戦記(CP3~CP8)

泥だらけの状態でどうにかCP3扇屋山荘へ到着。
扇屋山荘ではご好意で外水道を使わせていただくことができたので、泥だらけのシューズを洗わせていただく。ありがたい。またここのエイドでは温かいカレーをいただくことができた。山中は結構寒かったので温かい食べ物がとてもありがたい。この先もしばらく食料を調達できるところがないので、しっかりと補給する。

少し補給に時間をかけてしまったように感じたが出発。トレイルでかなり脚を使ってしまったので、栃本関所までの上りは歩いて様子見とする。上りきってからの下りではかなり快調に走れるようになる。ここから三峰口の駅までの区間が今回一番快調に走れた区間だった。途中、去年までエイドのあった大達原のバス停前を通過。快調に走ってきたとはいえ、さすがに前のエイドから15キロ走ってきているので、ちょっとダレてきたところ。贅沢を言えばここがエイドで一休みできたらいいタイミングだったが仕方がない。ここから少しペースは落ちたが無事CP4三峰口駅へちょうど18時ごろ到着。
ここでもしっかり補給し、かなり薄暗くなってきたのでライトの準備をして出発。
ところがここから打って変わって脚が重くなり走れなくなってくる。三峰口まで調子に乗りすぎたか、トレイルのダメージが効いてきたのか。いずれにしてもペースがガクンと落ちてしまった。途中多くのランナーに抜かれたが、なんとかCP5熊木商店に20時ごろ到着。約12キロに2時間もかかってしまった。
気分転換で少し時間をかけて休憩しつつ補給。様子を見ているとここでリタイアして電車で帰途に就く人がちらほら見受けられた。リタイアしやすいポイントなので注意が必要だ。

かなり足取りは重いが出発。ここからしばらく上りの区間になるのでかなりきつい。この辺りになるとだいぶ前後にランナーがいなくなり、孤独な戦いになる。途中芦ヶ久保の道の駅でトイレ休憩。道の駅から正丸峠へ行く分かれ道へは結構近いと思い込んでいたのだがなかなか現れず、途中違う道へ曲がってしまいロスト。かなり脚に来ている状態なだけにダメージが大きい。雰囲気がおかしいので戻ってきたところ、後方からランナーがやってきたので頑張ってついていきどうにか正しい分岐箇所までたどり着く。ここからはさらに上りがきつくなってくるのでひたすら歩くことに。途中野生のシカに遭遇。遠くからじっと見つめているだけなので怖く感じるとかはなかったが、かなり山の中に入ってきたことを感じる。かなりよれよれの状態でCP6正丸峠下へ23:18に到着。
エイドでカップ麺をいただき出発。ちょうど一緒にエイドを出発したランナーとしばらくご一緒させてもらう。正丸峠に近づくにつれかなり霧が濃くなってきて視界が悪くなってくる。街灯もなく真っ暗なので一人走るには怖い箇所で一緒に走ってくれる人がいてくれてとても助かった。また一緒に走ることで一時的にペースも回復。ありがたいかぎりであった。
正丸駅でトイレに寄るため、ご一緒していたランナーとはお別れ。その後は脚の重たい状態に逆戻り。無理してでも一緒に走り続けていればよかったが、次のエイドを含めしばらくトイレがないので寄っておきたかった。再びペースは落ちたがそれでもCP7ロックガーデンカフェに1:20に到着。

ここのエイドでも長めに休憩をとるが、ほとんどほかに到着してくるランナーがいない。かなりばらけてきたのだろう。脚はもう売り切れ状態だったが、少しでも前に進むために出発。もうこの辺りからは全く走ることができず、全て歩きになってしまう。それでもきつく少しでも回復することを期待してしばらく横になってみたりもしたが一切回復することはなく、絶望的な気分で進む。途中リタイア者を乗せた車が通りすぎ声援を送ってくれる。呼び止めて回収してもらえたら楽になれるのになどと考える。空が明るくなってきても状態は変わらず、ボロボロの状態でCP8勝蔵寺へ5:40に到着。約14キロに4時間以上もかかった計算になる。ここからゴールまで20キロ弱。ゴールにたどり着くのはかなり困難だと思い、ここでリタイアすることに。

残念ながら完走することはできなかったが、トレイルの走り方や悪条件での対応、100キロ超の距離への対応など実力不足を感じた大会であった。またしっかり実力をつけて再チャレンジしたいと思います。
 

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